病気やけがを治す時、あるいは、健康の悪化を食い止める医療行為の際に医薬品と共に各種医療機器が利用されていますが、医療機器の持つ機能の利用が近年、美容の分野にも拡大しています。
元々、美容といえば化粧品を使って体の外面を美しく、若々しくすることが主な目的だったはずでした。
しかしながら、近年、ライフスタイルの多様化や、自由に自分を変身したい気持ちの高まりが時代の流れになってきたようです。
化粧品だけで欲望を満たせない人たちの更なる美しさや若々しさを求める声が強まっているわけです。
美容整形の分野ではメスを使った施術、脂肪吸引や脱毛、バストアップ等には注射や点滴、レーザー照射の機器まで利用されています。
元来、こうした機器は医療分野用に開発されたものだったはずです。
ところが、美しさを追い求める女性の熱意が根強いため、医師が美容医療の分野に進出してきたわけです。
従って、医療行為と美容整形の境目が分かりづらくなっているといえます。
これは元々、もっと美しくなりたいとの女性の願望がエステやマッサージ業界にも押し寄せてきたために医療機器の持つ機能が利用する延長線にあるわけです。
美容業界にはたるみやしわの生じやすい体型や顔かたち等、頭のてっぺんから足のつま先まで整形の対象になると考えて美容整形施術の導入行為が氾濫しています。
★